スタッフ日記

該当件数 103
エッセンス オブ フライ フィッシング & エッセイ オン フライ フィッシング    vol.122 キイロガガンボカゲロウの棲む沢/竹田 正
2021.09.17

 アユ釣りがひと段落した八月の末のコト、本流域を離れひと月ぶりに渓へと足を運んだ。渓流釣りが禁漁となるまで、およそひと月。今シーズンの総まとめに本腰を入れる時期がやってきた。  釣行直前に降った雨の影響で、目当てにしていた流れはやや増水気味 […]

エッセンス オブ フライ フィッシング & エッセイ オン フライ フィッシング    vol.121 愛おしいイワナ/竹田 正
2021.08.14

 私が釣りに出掛ける近辺の川では、相変わらずの渇水状態が続いていた。今年は珍しく短い梅雨だったこともあり、そのおかげでアユ釣りは好調だった。久しぶりに解禁当初から型の良いアユを釣ることもできた。  七月も下旬になると台風6号が発生、ほどなく […]

エッセンス オブ フライ フィッシング & エッセイ オン フライ フィッシング    vol.120 源流イワナとかくれんぼ/竹田 正
2021.07.30

 春の渓流釣り解禁以来、時が経つのが早いもので、渓流釣りシーズンもついに折り返し地点を過ぎてしまった。この時期になると、今のうちに心おきなく渓を歩いておきたい、毎年そう思うのである。  五月以降、六月に入ってもまとまった雨が降ることが無い日 […]

エッセンス オブ フライ フィッシング & エッセイ オン フライ フィッシング    vol.119 夏の訪れと源流イワナ釣り/竹田 正
2021.07.02

 6月上旬の梅雨入り前のコト。真夏を思わせる日差しを受け山の緑は日増しに深くなり、動物や昆虫等様々な生き物たちで生命感に満ち溢れてくる。イワナ達も例外ではない。育ち盛りの若い世代はもちろん、この秋には産卵に参加する成魚も、この時とばかりにも […]

エッセンス オブ フライ フィッシング & エッセイ オン フライ フィッシング    vol.118 早くも源流のイワナ釣り/竹田 正
2021.06.11

   連日夏のような日差し、五月の初旬とは思えない気温の高さだった。記録的に早かった桜の開花から続くこの感じ、今年は殊更に季節の進みが早い。大型連休が明けてちょうど一週間、例年ならヤマメとイワナを狙って里の川で釣りをする時期である。  今回 […]

エッセンス オブ フライ フィッシング & エッセイ オン フライ フィッシング    vol.117 夏の本流ヤマメ/竹田 正
2021.05.28

 5月、爽快な新緑の季節。夏の気配を感じる頃になると、時折、稚アユの群れを見かけるようになる。陽光を浴びてきらきらと光り輝き、見るからに元気いっぱいである。そんな様子を窺っていると、自然に笑みがこぼれてくるのだ。たとえ天然遡上が多いとは言え […]

エッセンス オブ フライ フィッシング & エッセイ オン フライ フィッシング    vol.116 可憐で美しいカワゲラ。キブネミドリカワゲラ/竹田 正
2021.05.07

 鬱蒼とした森、渓に伝う林道を歩いて行く。コゴミの季節はとうに過ぎ、ゼンマイの葉も開き切っている。名もわからない巨大なシダの群れがわさわさと葉を伸ばしている。それらの独特の姿を見る度思い起こすのは太古の恐竜時代……。  谷筋に陽の光が差し込 […]

エッセンス オブ フライ フィッシング & エッセイ オン フライ フィッシング    vol.115 2021渓流釣りシーズン開幕 ニンフで通した二日間のコト/竹田 正
2021.03.19

 二月中旬の激しい降雨は大水をもたらした。お陰で冬枯れの流れは一変したことだろう。澱んだ垢や木の葉は洗い流され、川床は輝きを取り戻していた。冷たく澄んだ水を湛えた流れは活き活きとしていた。ここ数年無かったほどの久しぶりの積雪も手伝って、雪代 […]

エッセンス オブ フライ フィッシング & エッセイ オン フライ フィッシング    vol.114 春の重要種。ナミヒラタカゲロウとマエグロヒメフタオカゲロウ/竹田 正
2021.03.05

 ナミヒラタカゲロウは、東北でもどこの渓流に行ってもよく見かけるカゲロウである。マエグロヒメフタオカゲロウと色合いやサイズがよく似ており、羽化する季節も重なっている感じである。そのため飛んでいる個体を見たときは一見すると見分けにくいが、ナミ […]

エッセンス オブ フライ フィッシング & エッセイ オン フライ フィッシング    vol.113 2020渓流シーズン最終釣行、秋の彩。/竹田 正
2020.10.30

 「9月の終りは、どうしたって釣り人で込み合うし…、さてさて何処に入ろうか……」ある沢を思い出しては消え、また他を思い出しては消え…幾つも繰り返しつつ、過去の記憶を手繰り寄せながら車を走らせていた。高速道路を降り目的の川に向かう。  釣り人 […]

エッセンス オブ フライ フィッシング & エッセイ オン フライ フィッシング    vol.112 大イワナ狙い。バッタの季節にマドラーミノー。/竹田 正
2020.10.09

 夏の名残と秋の始まり、実りの季節となった田園を流れる渓流。稲穂が垂れ、いよいよ収穫の季節を迎える頃。イナゴにフキバッタ、ササキリなどの仲間が、そこかしこで姿を見せる。東北の山里でよく見かける穏やかな風景。  その渓流にはイワナが生息してい […]

エッセンス オブ フライ フィッシング & エッセイ オン フライ フィッシング    vol.111 テーパーリーダー。経験と知恵と技術の賜物。/竹田 正
2020.08.07

 まるで生きているかのように宙を舞うフライライン。景色に映える鮮やかなオレンジ色はロッドに操られ、いつの間にか、その先端からしゅるるるるっと、遠くへと伸びて行く。リーダーの先に結ばれたフライは更に遠くへと運ばれ、ループが伸びきると同時に、ひ […]

エッセンス オブ フライ フィッシング & エッセイ オン フライ フィッシング    vol.110 ピーターロスとブラック&オレンジ/竹田 正
2020.06.26

 ピーターロスというウェットフライ、鮭の稚魚を連想させるパターンとして紹介されることもあるが、もともとはアトランティックサーモンを釣るためのものらしい。ピーターロスのウィングにはティールを用いるが、確かに、この縞模様が鮭稚魚のパーマークに見 […]

エッセンス オブ フライ フィッシング & エッセイ オン フライ フィッシング    vol.109 春の探し物/竹田 正
2020.05.29

 解禁当初は風に翻弄されることが多い。今シーズンもまさにその典型で、川へ出かけるたびに暴風に攻めたてられ、満足に釣りが出来ずにいた。なんだか、毎度ついてないよな~、と思いつつも、それでもめげることなく、毎週三陸の川へと通い続けた。先日の解禁 […]

エッセンス オブ フライ フィッシング & エッセイ オン フライ フィッシング    vol.108 モンカゲロウとフタスジモンカゲロウ/竹田 正
2020.05.15

 モンカゲロウは日本各地の清流や湖に広く分布しているカゲロウである。普段は砂に潜って生活している幼虫(ニンフ)は、羽化時期が近付くと活発に水中を泳ぐようになる。フタオカゲロウ類と同様、泳ぎが得意である。その羽化は水面で行われ、成熟したニンフ […]

お花を探しに里山散策とホットサンド/やまのしけ
2020.04.05

3月中旬から毎週のように、陸前落合駅から歩いて西風蕃山を拠点に歩き回っていました。今年の里山はいつもより少し早くお花が咲く感じだろうと、通いこむこと3週間。やっとカワイイお花たちに出会うことができました。 先ずは、登山口でイチゲが出迎えてく […]

エッセンス オブ フライ フィッシング & エッセイ オン フライ フィッシング    vol.107 令和2年、待ちに待った解禁釣行のコト/竹田 正
2020.03.13

 やっと着いた。夜明け前の川岸。久しぶりのせせらぎが耳に心地良く響く。真っ暗な川面とともに星空も眺める。南の夜空低くにはさそり座がのぞき始め、春の訪れを告げていた。いそいそと仕事を終え、ぱたぱたと支度、わくわくの気分で夜中の三陸道をひた走っ […]

エッセンス オブ フライ フィッシング & エッセイ オン フライ フィッシング     vol.106 雪景色とクロカワゲラ/竹田 正
2020.02.28

 真っ白な雪面をよく見ると、冷たい雪をものともせず活発に這いまわる虫がいる。その虫はクロカワゲラという。雪虫と呼んでいる釣り人も多いだろう。暫し観察していると、まるで雪の中から生まれてくるかのように感じてしまうのだが、雪の下に埋もれた石から […]

エッセンス オブ フライ フィッシング & エッセイ オン フライ フィッシング    vol.105 とある沢のイワナ図鑑/竹田 正
2019.07.05

 三陸沿岸の梅雨は思いの外に寒い。その一歩手前、梅雨入り前は新緑も眩しく夏の様相、沢は日差しを浴びて緑光のトンネルとなる。まだまだ冷や水が流れる沢のイワナ達も、待っていましたとばかりに一気に活性が上がってくる。この機会を狙っての三日間、一日 […]

女子会登山で山ご飯会 / やまのしけ
2019.06.17

前回に引き続き蔵王へ登ってきました。今回の登山コースは「大黒天」→「刈田岳」→「熊野岳」ピストンをチョイス。 何度登ってもこの景色は最高で一人だと時間を忘れて眺めてしまいます。 今回は女子会登山なので山ご飯がんばっちゃいました。 48リッタ […]

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