- エッセンス オブ フライ フィッシング & エッセイ オン フライ フィッシング vol.107 令和2年、待ちに待った解禁釣行のコト/竹田 正
- 2020.03.13
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やっと着いた。夜明け前の川岸。久しぶりのせせらぎが耳に心地良く響く。真っ暗な川面とともに星空も眺める。南の夜空低くにはさそり座がのぞき始め、春の訪れを告げていた。いそいそと仕事を終え、ぱたぱたと支度、わくわくの気分で夜中の三陸道をひた走っ […]
- エッセンス オブ フライ フィッシング & エッセイ オン フライ フィッシング vol.106 雪景色とクロカワゲラ/竹田 正
- 2020.02.28
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真っ白な雪面をよく見ると、冷たい雪をものともせず活発に這いまわる虫がいる。その虫はクロカワゲラという。雪虫と呼んでいる釣り人も多いだろう。暫し観察していると、まるで雪の中から生まれてくるかのように感じてしまうのだが、雪の下に埋もれた石から […]
- エッセンス オブ フライ フィッシング & エッセイ オン フライ フィッシング vol.105 とある沢のイワナ図鑑/竹田 正
- 2019.07.05
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三陸沿岸の梅雨は思いの外に寒い。その一歩手前、梅雨入り前は新緑も眩しく夏の様相、沢は日差しを浴びて緑光のトンネルとなる。まだまだ冷や水が流れる沢のイワナ達も、待っていましたとばかりに一気に活性が上がってくる。この機会を狙っての三日間、一日 […]
- 女子会登山で山ご飯会 / やまのしけ
- 2019.06.17
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前回に引き続き蔵王へ登ってきました。今回の登山コースは「大黒天」→「刈田岳」→「熊野岳」ピストンをチョイス。 何度登ってもこの景色は最高で一人だと時間を忘れて眺めてしまいます。 今回は女子会登山なので山ご飯がんばっちゃいました。 48リッタ […]
- エッセンス オブ フライ フィッシング & エッセイ オン フライ フィッシング vol.104 令和元年5月の釣り。ヤマメとヒカリ。サクラマス。/竹田 正
- 2019.06.14
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5月上旬、大連休が明けてすぐのコト。今回の釣行は雨後増水引き水狙いである。チャンスを前に期待が膨らむ。夜中に仙台を出発し、現着後はタックルのセッティングをしながら夜明けを待った。川面の波立ちを見ると、ほぼ期待どおりの水量。気温は6℃、水温 […]
- エッセンス オブ フライ フィッシング & エッセイ オン フライ フィッシング vol.103 オオマダラカゲロウとミツトゲマダラカゲロウ/ 竹田 正
- 2019.05.24
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5月から6月、様々な水生昆虫が羽化し賑やかさを増してくる。その中でもわりと大型、黄褐色と赤褐色のしましまのボディーで際立つ存在感を示すカゲロウにミツトゲマダラカゲロウがいる。ダンはオオマダラカゲロウにとても良く似ているが、それよりも一回り […]
- 残雪の蔵王で山珈琲 / やまのしけ
- 2019.05.20
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まだまだ雪が多く残っている蔵王にもいよいよ春の気配が。お釜もそろそろ目を覚ましそうなので登ってきました。 今回のルートは、「蔵王刈田リフト横の登山道」からスタート→「お釜」→「熊野岳」→「地蔵山」→「ゴンドラ乗り場の地蔵山頂駅」のピストン。 […]
- エッセンス オブ フライ フィッシング & エッセイ オン フライ フィッシング vol.102 平成31年 4月の釣り。林道で世間話!?/竹田 正
- 2019.05.10
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4月にはいると朝の最低気温がぐっと上がってきた。季節外れの雪が降って大荒れ、激渋の日もあったのだが、季節の進みが早いお陰で渓魚の動きは概ね活発だった。同じく釣り人の動きも活発。もちろん山の動物たちも。一方で、解禁当初から相変わらずの渇水続 […]
- エッセンス オブ フライ フィッシング & エッセイ オン フライ フィッシング vol.101 桜吹雪が舞い散る頃。オオクママダラカゲロウ/竹田 正
- 2019.04.19
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そろそろ、おおらかなドライフライの釣りを楽しみたくなってくる頃。もちろん解禁間もない時期でも、水生昆虫の羽化に伴うライズの釣りが楽しめる。しかしながら、バシバシとライズを繰り返すアクティブなヤマメを目にするようになるのは、オオクママダラカ […]
- エッセンス オブ フライ フィッシング & エッセイ オン フライ フィッシング vol.100 2019シーズン開幕 すでにドライフライ!? 3月のコト/竹田 正
- 2019.03.29
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おきまりの三陸の沿岸河川に来ていた。橋の上から幾つかのポイントを覗いてみるが、雪代の出た気配は全く見当たらず、いずれの流れも生気が感じられない程だった。ここまで渇水しているのは珍しいだろう。ここ何年か、春先は慢性的に雪不足になっているが、 […]
- エッセンス オブ フライ フィッシング & エッセイ オン フライ フィッシング vol.99 シロハラコカゲロウ/竹田 正
- 2019.03.01
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春に羽化するカゲロウの代表選手ともいえるシロハラコカゲロウ。とは言え実際のところ、秋までのシーズン中にどこへ行っても良く見かける、生息数が多いカゲロウである。解禁当初、日当たりの良い深瀬から淵にかけて、お昼頃を中心に流れを観察してみよう。 […]
- エッセンス オブ フライ フィッシング & エッセイ オン フライ フィッシング vol.98 ユスリカ/竹田 正
- 2019.02.01
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釣りをしていると、何やら得体の知れないライズに出くわすことは良くあること。ましてアングラーには見えないサイズのエサをせっせと食べているトラウトときたら、手強い相手という事がほとんど。食べられている虫はユスリカを始め、小型のカゲロウやカディ […]
- エッセンス オブ フライ フィッシング & エッセイ オン フライ フィッシング vol.97 THE COTTARELLI VISE/竹田 正
- 2018.09.14
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ひと際異彩を放つ、個性的なその出で立ち。画期的かつ斬新なアイデアが搭載されている究極のフライ・タイイング・バイス。ひと目見たときは、んんっ!なんじゃこりゃあ!今ではただただ眺めているだけで、イタリアの職人「フランコ・コッタレリ」の熱い思い […]
- エッセンス オブ フライ フィッシング & エッセイ オン フライ フィッシング vol.96 里川から源流へ/竹田 正
- 2018.08.04
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5月中旬以降、いよいよハイシーズンに突入。里の川から源流方面へ足を伸ばし始める頃のコト。渓に一歩踏み出せば、目に映るそれら光景は、いよいよと緑光のヴェールに包まれている。日差しも強くなり里の渓流では日中は夏の訪れを感じることもある一方、源 […]
- エッセンス オブ フライ フィッシング & エッセイ オン フライ フィッシング vol.95 5月のヤマメ釣り。里の本流と支流。/竹田 正
- 2018.07.14
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5月は忙しい。なんてったって、大好きな季節の始まりだから。新緑の季節は過ぎ去り、山々は深緑へと色濃く染まってくる。今この時を楽しまずにはいられない。山々と同様に私の心も山釣りの気分に染まっていくのである…。 5月前半戦。ドライフライ […]
- エッセンス オブ フライ フィッシング & エッセイ オン フライ フィッシング vol.94 4月、ヤマメとイワナ。混生域の里川。/竹田 正
- 2018.07.01
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4月入ってからは、雨は少なめだったのだけれど、今年はそれほど水不足になることも無く、順調に季節が進んできたようだ。思えば昨年春は雪代も大したことが無く、雨も降らずで6月まで渇水が続き苦労したことが思い出される。 さて、冬枯れが残っていた […]
- エッセンス オブ フライ フィッシング & エッセイ オン フライ フィッシング vol.93 春の嵐!やっと解禁のコト/竹田 正
- 2018.06.16
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昨年、禁漁になると同時にずっと待ちわびていた解禁が、これだもの…。 2月28日。低気圧が接近中、解禁前日からの降雨で釣りが危ぶまれていたが、とりあえずの出陣。深夜に車を走らせた。早朝3:00頃より、雨はコンスタントに降り始め、次 […]
- エッセンス オブ フライ フィッシング & エッセイ オン フライ フィッシング vol.92 5月稚鮎の季節/竹田 正
- 2018.05.12
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夏も近づく八十八夜。春先から河口域に群れていたアユはひと雨ごとに上流を目指すようだ。雪代で洗われた後の清々しい川を上ってくる稚アユ。もりもりと水生昆虫を食べ元気いっぱい、急速に育っていく。これからの時期、本流に棲む大型トラウトにとって稚ア […]
- エッセンス オブ フライ フィッシング & エッセイ オン フライ フィッシング vol.91 エルモンヒラタカゲロウ/竹田 正
- 2018.04.21
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初夏になると水生昆虫の羽化の時間帯は夕方に移行してくることが一般的である。薄暗くなってきた景色の中、ぽっぽっと白い妖精が飛び立ち始める。目立つ程の大きさである。おそらく水面下では少し前から魚たちがざわついていたのだろう。羽化を察知した魚が […]
- エッセンス オブ フライ フィッシング & エッセイ オン フライ フィッシング vol.90 いろいろなイワナ。カワサバ。/竹田 正
- 2017.10.22
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渓流を釣り歩いていると様々なことに出くわす。特にイワナについては不思議なまでのその多様性に驚かされることがある。以前、vol.59においてイワナタイプのカワサバを紹介したことがあったのだが、今シーズンはヤマメタイプのカワサバと出合った。ま […]