タープはキャンプの必需品!
「日よけ」「雨よけ」「風よけ」の効果があるタープはキャンプの必需品。テントが「寝室」だとすれば、タープの下は「リビング 兼 キッチン 兼 ダイニング」です。キャンプではテントの中よりもタープの下で過ごす時間の方が長いので、人数やスタイルに応じて自分に合ったモデルを選びましょう。日帰りのキャンプ(デイキャンプ)でも活躍しますよ!
ヘキサタープ
最もスタンダードでキャンプらしさがあるヘキサゴン(六角形)型タープ。2本のポールとロープで設営します。設営が簡単で、収納や持ち運びも楽ですので、初心者にもおすすめです。

レクタタープ
広い空間と開放感が人気のレクタングル(長方形)型タープ。基本は2本のメインポールと4本のサブポールで設営します。ポールの本数が多くなりますが、スクリーンタイプと比べれば収納サイズはコンパクトです。有効面積が広いモデルが多いので、大人数のキャンプにも向いています。ポールの長さや本数を変えることで張り方をアレンジできます。

スクリーンタープ
見た目はテントのようですが床はありません。収納サイズはやや大きいですが、4面をフルメッシュにすることが可能で、夏の夜でも虫の侵入を気にせず快適に過ごせます。また、フルクローズにすれば寒い季節は風の影響を受けない暖かいスペースを作れ、プライバシーも確保できます。テントとタープの連結が可能なモデルが多く、雨の日も外に出ることなくリビングスペースとテントとの移動が可能です。

ワンタッチタイプ
持ち運びの収納サイズや重さのデメリットもありますが、名前の通り初心者でも簡単に組み立てができます。4本脚で自立するため、コンクリートやアスファルトの上でも設営できますが、風には弱いのでペグや張り綱で固定することをおすすめします。

タープの大きさ
キャンプには様々な道具を持って行きます。イス、テーブル、クーラーボックス、バーナー、ランタン、などなど。
タープの大きさを選ぶ際は、これらの道具がすべてタープの下に収まるか確認しましょう。雨が降った時は道具が雨で濡れないようにする必要があるのですが、雨が降らなくても、日本の多くのキャンプ場は「夜露(よつゆ)」が降ります。「夜露」とは空気中の水蒸気がモノにつき、物体を濡らしてしまう現象です。タープが小さすぎると、はみ出した道具が夜露で濡れてしまい、最悪の場合故障の原因にもなりますので注意が必要です。

タープの素材
テントやタープでよく使われる素材に「ポリエステル」や「ナイロン」があります。軽量で速乾性に優れた素材ですが「火や熱に弱い」という弱点があります。「焚き火の火の粉でテントに穴を開けてしまった」という失敗談はよく聞きます。そこでおすすめなのが、TC素材(コットンとポリエステルの混紡素材)です。ポリエステルやナイロンに比べると重くなりますが、コットンとポリエステルのいいとこ取り素材で、火の粉に強いのが特徴です。また、抜群の遮光性で濃い日陰を作り、通気性があるので結露しにくいというメリットもあります。「雨の日も焚き火したい」方は選択肢の一つに加えてみてはいかがでしょうか。
