WILD-1クリーンプロジェクト 2022年7月度 外来植物除去に関する勉強会

外来植物除去に関する勉強会ならびに除去作業

開催場所
奥日光国立公園・中禅寺湖畔(栃木県)

WILD-1のスタッフにて、奥日光の外来植物除去に関する勉強会ならびに除去作業に参加させていただきました。

奥日光は自然豊かな土地ですが、外来植物の繁殖が問題となっています。外来植物はとても繁殖力が強く、その土地に古来より自生している植物の生育に大きな影響を及ぼすため、外来植物が増え続けると最悪の場合、古来種を絶滅させてしまうことがあります。

今回は奥日光のフィールドガイド様にご指導をいただき、奥日光の自然や歴史そして外来植物の影響や見分け方について学習した後、実際に外来植物「オオハンゴンソウ」の除去作業に参加させていただきました。

オオハンゴンソウは、キク科の多年草で北米が原産。環境省より特定外来生物の指定を受けているそうです。奥日光では8月頃に鮮やかな黄色い花を咲かせるそうですが、花の咲く頃には最大で3m程の背丈にまで成長してしまうため、除去作業を行うのは植物が育ちきる前の6~7月が適しているとのお話でした。

とはいえ、実際に除去作業をしてみると根の張りの強さにビックリ!地中に長く根を伸ばしたオオハンゴンソウは、いくら引き抜こうとしてもまったくビクともしません。鎌などを使用して根気強く一本ずつ刈っていきました。また同じ場所にはアザミなどの古来種も生育していることから、間違えないよう慎重に見分けながら除去するのは想像以上に大変でした。

この日は、最終的に約30kgのオオハンゴンソウを除去することが出来ました。ほんのわずかな成果かも知れませんが、こうした活動を継続して行うことで、奥日光をはじめとする様々なフィールドの外来種問題を一人でも多くの方々に知っていただいて、活動の輪を広げていきたいと感じました。

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