フィッシングコーナーより、山形夏サクラ釣行
2026年06月08日(月)
「夏サクラ」とは、盛夏になる前の季節に、海から一気に遡上してくる
マスのことです。
サクラマスの遡上のピークは以前は春彼岸から4月ごろと言われていました
が、近年は海水温の上下動や遡上する河川の人工化が進んだことで
分散傾向が強まり、この時期に遡上したり、河川内を大きく移動するマスの
個体数は決して少なくないと感じています。そのため、ある程度川幅の
狭まる支流や流程の短い単独河川に夏季に遡上するマスを狙う釣りは
絶対数の少ない遡上初期に大河川の下流域で狙うよりも確率が高く、遠征
でもキャッチ出来る可能性の高い釣りだと思っています。
山形県の月山から流れ出る2つの大本流のうち、直接日本海に注ぐ
単独河川、最上川の支流共に夏サクラの実績は高く、この2つの河川の
共通点は膨大な雪解け水を蓄えたダムがあることで、夏場でもマスの適水温が
保たれ、ダムの放水が弱まるこの時期からがハイシーズンとなります。
最初の釣行はダムの放水が絞られたのに気づくのが遅れて午後の到着に
なってしまいましたが、状況確認と下見を兼ねて日没まで釣りをしました。
まだ流れの押しが強いポイントが多く、自分の思い描いたようなトレース
が出来ていないと感じていただけに、この日は全く反応得られず。
しかしながらカケアガリに沈床が絡みそのシモが荒瀬という、遡ってきた
マスが必ず沈床の頭で止まる、と言えるスポットを一つ発見出来たことは
収穫でした。
迎えた先週末、お世話になっているお客様と再び最上川の支流に釣行
しました。水位に加えて、遡上魚に決定的な影響を及ぼす月齢も好条件
ですが、週末故の人出と、低水温を考慮し日が上がる時間の時合を想定
して現地着。まずは前回の釣行で見つけたピンスポットに至るまでの
距離のある流れを釣り下ります。しかし水勢、水色共に抜群ですが、
反応はありません。そしていよいよのピンスポット。沈床の頭をかすめ
るようにスプーンをスライドさせると抑え込むようなバイト。
小型個体ではありますが、40㎝のマスがキャッチ出来ました。
一見するとヤマメのようにも見えますが、真っ黒な尾鰭と口内の黒さ、魚体の角度
を変えて眺めると海水を浴びてきた痕跡を感じる複雑な色合いをしています。以前
は関東でも良く狙えた、短期降海型のマスだと思われます。サイズはどうあれ、個
人的には狙った釣りが出来たことがとても嬉しく満足感がありますが、まだまだ続
いているであろう時合を逃してはいけません。
続いて最上川の合流の近いポイントへ移動すると、瀬脇のカケアガリで同行の
お客様のルアーにマスがチェイス。その後もルアーを変えて粘るものの残念ながら
キャッチならず。太陽が真上にあって水が澄み切り、魚のプレッシャーも高まって
いたのかもしれません。その後はいくつかの距離のある流れを釣るも反応無し。
この日は17時には釣りを終わらなければいけなかったため、ラスト15分で流し切
れるトロ瀬をやって帰ることにしました。
西日によって影の角度が変わると再びマスが動くタイミングでもあり、お客様は
先行してヒラキへ、私は後からカタに近いカケアガリを色々な角度から刻んでみ
ます。しかし明らかに適水勢よりも流れが緩く、これはダメそうだな、もう時間
的にも終わりだな、と思い始めた瞬間にガツン!とバイト。至近でのヒットに重
い首振りとダッシュをなんとかいなしてランディング。望外の60㎝をキャッチす
ることが出来ました。
こちらの魚は婚姻色も出ており、川に入ってからある程度時間の経過した魚のよう
でしたが、状況の変化を信じてタイムリミットぎりぎりまでやったかいがある1本
です。時間がなく慌てていたため、写真が酷くなってしまったのが残念でした。。
川に入ると積極的に捕食をする必要のない対象魚に対し、様々な自然現象が及ぼす
影響を考え、自分が選択したタイミングでどのポイントを釣るか、遡上マスは
そんな予測の要素が大半を占める釣りですが、それが的中した時にはとてつもない
達成感を手に出来るのが一番の醍醐味だと思います。
梅雨の終わりまではチャンスが続く夏サクラの釣りに、是非チャレンジしてみて下
さい。
この日のヒットルアー:バッハスペシャル18g、もののふ大鱒70S
マスのことです。
サクラマスの遡上のピークは以前は春彼岸から4月ごろと言われていました
が、近年は海水温の上下動や遡上する河川の人工化が進んだことで
分散傾向が強まり、この時期に遡上したり、河川内を大きく移動するマスの
個体数は決して少なくないと感じています。そのため、ある程度川幅の
狭まる支流や流程の短い単独河川に夏季に遡上するマスを狙う釣りは
絶対数の少ない遡上初期に大河川の下流域で狙うよりも確率が高く、遠征
でもキャッチ出来る可能性の高い釣りだと思っています。
山形県の月山から流れ出る2つの大本流のうち、直接日本海に注ぐ
単独河川、最上川の支流共に夏サクラの実績は高く、この2つの河川の
共通点は膨大な雪解け水を蓄えたダムがあることで、夏場でもマスの適水温が
保たれ、ダムの放水が弱まるこの時期からがハイシーズンとなります。
最初の釣行はダムの放水が絞られたのに気づくのが遅れて午後の到着に
なってしまいましたが、状況確認と下見を兼ねて日没まで釣りをしました。
まだ流れの押しが強いポイントが多く、自分の思い描いたようなトレース
が出来ていないと感じていただけに、この日は全く反応得られず。
しかしながらカケアガリに沈床が絡みそのシモが荒瀬という、遡ってきた
マスが必ず沈床の頭で止まる、と言えるスポットを一つ発見出来たことは
収穫でした。
迎えた先週末、お世話になっているお客様と再び最上川の支流に釣行
しました。水位に加えて、遡上魚に決定的な影響を及ぼす月齢も好条件
ですが、週末故の人出と、低水温を考慮し日が上がる時間の時合を想定
して現地着。まずは前回の釣行で見つけたピンスポットに至るまでの
距離のある流れを釣り下ります。しかし水勢、水色共に抜群ですが、
反応はありません。そしていよいよのピンスポット。沈床の頭をかすめ
るようにスプーンをスライドさせると抑え込むようなバイト。
小型個体ではありますが、40㎝のマスがキャッチ出来ました。
一見するとヤマメのようにも見えますが、真っ黒な尾鰭と口内の黒さ、魚体の角度
を変えて眺めると海水を浴びてきた痕跡を感じる複雑な色合いをしています。以前
は関東でも良く狙えた、短期降海型のマスだと思われます。サイズはどうあれ、個
人的には狙った釣りが出来たことがとても嬉しく満足感がありますが、まだまだ続
いているであろう時合を逃してはいけません。
続いて最上川の合流の近いポイントへ移動すると、瀬脇のカケアガリで同行の
お客様のルアーにマスがチェイス。その後もルアーを変えて粘るものの残念ながら
キャッチならず。太陽が真上にあって水が澄み切り、魚のプレッシャーも高まって
いたのかもしれません。その後はいくつかの距離のある流れを釣るも反応無し。
この日は17時には釣りを終わらなければいけなかったため、ラスト15分で流し切
れるトロ瀬をやって帰ることにしました。
西日によって影の角度が変わると再びマスが動くタイミングでもあり、お客様は
先行してヒラキへ、私は後からカタに近いカケアガリを色々な角度から刻んでみ
ます。しかし明らかに適水勢よりも流れが緩く、これはダメそうだな、もう時間
的にも終わりだな、と思い始めた瞬間にガツン!とバイト。至近でのヒットに重
い首振りとダッシュをなんとかいなしてランディング。望外の60㎝をキャッチす
ることが出来ました。
こちらの魚は婚姻色も出ており、川に入ってからある程度時間の経過した魚のよう
でしたが、状況の変化を信じてタイムリミットぎりぎりまでやったかいがある1本
です。時間がなく慌てていたため、写真が酷くなってしまったのが残念でした。。
川に入ると積極的に捕食をする必要のない対象魚に対し、様々な自然現象が及ぼす
影響を考え、自分が選択したタイミングでどのポイントを釣るか、遡上マスは
そんな予測の要素が大半を占める釣りですが、それが的中した時にはとてつもない
達成感を手に出来るのが一番の醍醐味だと思います。
梅雨の終わりまではチャンスが続く夏サクラの釣りに、是非チャレンジしてみて下
さい。
この日のヒットルアー:バッハスペシャル18g、もののふ大鱒70S
