木曽駒ケ岳 テント泊行ってきました

2019年08月24日(土)

入間店

先日、中央アルプスの木曽駒ケ岳(標高2,956m)に行ってきました。

○○アルプスというと「大変そう」「無理」と思う方もいるかも知れませんが、今回はテント泊初心者にもおすすめのロープウェイを利用したトレッキングコースをご紹介します。


中央自動車道、駒ヶ根ICから10分ほどの「菅の台バスセンター」が旅の起点。
ここでチケットを買います。8月は平日でも始発からたくさんの人がいます。
ここからバスとロープウェイを乗り継いで一気に標高2,612mまで登ります。
そう、残りの標高差はなんと350m程。距離約2㎞。標高こそアルプスですが、行程は「日帰りトレッキング」。実際日帰りの方もたくさんいらっしゃいます。
ロープウエイ千畳敷駅に着くと目の前にはいきなり
「来てよかった」思えるような景色が広がります。
お花畑を中心に山がスタジアムのようにグルっと取り囲んでいます。
まずはスタジアムの上段部分「乗越浄土」を目指します。
「乗越浄土」は山と山の間の平坦な開けた場所で、山小屋があります。
実は前回来た時は、雨でバスが運行中止になるという事で、やむなくこの小屋で引き返しました。
周りもガスっていたのでこんな景色だと知りませんでした。
次に目指す「中岳」が見えます。
「中岳」頂上は大きな岩がゴロゴロ。
ここまで来ると目的地の「木曽駒ケ岳」が見えてきます。
手前の青い屋根が「駒ケ岳頂上山荘」。今夜はここにテント泊します。
駒ケ岳に上る前にテントの準備。
小屋で受付し、好きな場所を選びます。
下はほぼ平坦で、周りに風よけになる石が積んであります。
テントを張り終えて、周りを見ると徐々にテントが増えてきました。
ソロ、カップル、ファミリー、山岳部グループ。
小学校低学年からご年配の男女。色々な方がいらっしゃいます。
最終的には31張になりました。
さてこれから「木曽駒ケ岳」を目指します。
テント場からは20分位。
小さいザックに持ち替えて身軽に登ります。
この時は天候に恵まれ全方向視界良好。
富士山もハッキリ見えます。

素晴らしい眺めですが、日帰りの場合はここまで。
山で泊まると「夕方」、「星空」、「夜明け」と
違う表情が楽しめます。
まだこの時点でまだ昼過ぎ。
小屋に帰り冷たいビールで一杯。
テントに戻り一杯。ゆったりとした時間を過ごします。

日が落ちてきたので外へ出てみると夕焼けタイムが始まっていました。
再び軽装で頂上に登ると、ずっと見ていられるような景色が広がります。
雲の流れも速く刻一刻と表情が変化します。
ここでちょっと後悔もしました。
「こんないい景色を家族にも見せてあげたかったな」と。


翌朝、朝日があたる木曽駒ケ岳が見えるのではと思い、中岳に登りました。

暗かったテント場が

日が指して来ると

みるみる明るくなって来ます。

ふと手元を見るとボトルに貼った
パタゴニアのステッカー「LIVE SIMPLY」の文字。

人間が見ていようと見ていまいと日々繰り返される雄大な自然の営み。
夕日や朝日に感動している自分。
家族やこの景色を知らない人に見せてあげたいと思う気持ち。
自分の仕事。
ステッカーのメッセージとリンクして何か腑に落ちた瞬間でした。

明るくなるまで堪能してテント場に戻り撤収。
来た道をもどりロープウェイ駅の赤い屋根を目指します。

帰りは往路で通らなかった剣ケ池周辺のお花をみて帰りました。

テント泊は「荷物が多くて大変そう」「山に慣れてないと出来ない」
そんなイメージがあるかもしれませんが、今回の木曽駒ケ岳のようにコース次第では初心者でも十分可能です。

また、最近はファミリーキャンプ経験者が行動範囲を広げ、山を移動する手段でテント泊をするのではなく、山で泊まって、ゆっくり過ごす目的でテント泊をされる方が増えているように思います。

WILD-1ではテント泊初心者の方もしっかりサポートいたします。お気軽にお声かけください。

余談ですが、睡眠の深さをみるアプリの結果に驚きました。
普段見れないようなきれいな波形が!
テント泊で「ととのった~♪」でした。
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