禁漁間際 秋の源流泊釣行
2026年10月04日(日)
WILD-1的アウトドアライフの原点
かつてWILD-1の創業者も戯れていた山岳渓流での野営釣行。釣りだけではなく野営や登山などの道具とスキルを必要とする遊びで、日帰りでは到達できない山奥に渓流魚の楽園を求め、できる限り毎年夏と秋にアタックしています。
今年は毎年同行してもらっていた釣り仲間と同行できず単独でのアタックに。
自分で全ての荷物を背負って歩ける限り、続けていきたい遊びです。
9月2週目
今シーズンの秋は北関東〜南東北は雨が多い天候で、山形以北の日本海側が雨の少ない状況。この週の二連休は福島から東北中央自動車道を北上するルートで秋田の源流へ釣行。当初は6月に良かった渓流の源流まで探るつもりでしたが、このタイミングでは秋田杉の伐採作業中で林道が通行禁止に。ここでもう一か所気になっていた同水系の本流筋上流部へアプローチ。
(遠征釣行では状況に応じて入る釣り場の候補を複数想定しておく必要がありますね)
昨年まで工事で入れなかった林道も今年は奥まで入れるようになり、10年ぶりくらいでの入渓。
車止め手前の広場にはアプローチ用の単車が複数デポされている比較的有名な河川で、この日も車止めには先行車1台有り(退渓時はさらに別の2台も)。

源流とはいえ人気河川ゆえの難しさに加え、この時期ならではの産卵溯上で良型は上流へ差してしまう難しさもあり、本流はかなり薄い反応。
先行者が入っていないと思われる支流へ入り、最初の高巻き箇所を越えてようやくそれなりの反応が出た感じ。

高巻き途中に大場所を覗くと40cm級の魚影も二度ほど確認できましたが、警戒心が高く河原に降りると姿を隠す状況。
溯上止めとなる本流の堰堤までの区間と支流の滝までの区間を攻めましたが、それぞれの溯上止めは攻め切られている雰囲気で小型魚しか反応無し。
それでも最大で岩魚30cm弱でしたが、山女魚も含め久しぶりの東北渓流釣りを楽しめました。
帰路は山形に寄り、近くを通ると食べたくなる割り箸より太い(?)極太蕎麦を堪能し帰還。


9月3週目
この週も天候が安定している渓流解禁最終週の秋田渓流河川へ。前週の河川で感じたプレッシャーを避けるべく、アクセス困難な為か釣りではさほど有名ではない河川へ満を持しての挑戦。
こちらの河川は昨年夏は森林伐採+秋は大雨、今年の夏も木材運搬作業中で林道に入れず2年ぶりのアタック。
前回2024年夏源流泊釣行
このタイミングでは森林作業が一段落しており林道通行はできたものの、昨年の豪雨の影響か林道は途中から小型四駆出ないと走行困難そうな箇所が。リスクを避け車止めから3kmほど手前から自転車でアクセスし、自転車+徒歩2時間弱で入渓。
入渓からしばらくは直近っぽい釣り人の足跡があり、やや渇水気味の状況もあって魚の反応は今ひとつ。
3時間ほど釣り上がり、平水時は溯上止めとなる連瀑帯の上から足跡は無くなり、この川らしい野生味溢れる反応に。

野営装備も含め15kgのザックを背負いながらの遡行で山女魚、岩魚をルアーでテンポよく釣り上がり。途中ダム溯上っぽい鱒を2本見かけましたがHITには至らず・・・。
前回の源流行からの疲労が残る右脚の痛みが増し遡行がややペースダウン。予定より40分ほど遅れ16時前にいつものテン場へ到着し初日は終了。
時間と体力に余裕があれば焚火をしたいところでしたが、今回は想定よりも長い林道アプローチと徹夜のドライブで仮眠1時間しか取れなかった疲れもあり、ジェットボイルでお湯を沸かすだけのシンプルな夕食に。

3年前の同河川釣行時は雨も降らず2名での釣行でしたので、設営と焚き木集めを分担し焚火も楽しんでました。
2023年7月東北源流泊釣行
テン場近くにミズの群生地帯が有り、秋ならではのコブコの付いたミズを採取しみそ汁に。
夕食:アルファ米ビリヤニ
ミズ入り納豆汁
鳥焼き常温パック
ビール+日本酒
19時過ぎには就寝しましたが、密閉したツェルト内でもシュラフカバー+シュラフライナーでは深夜は寒さを感じる気温でした。
夜明けとともに5時に起床。

ツェルト:ファイントラック ツェルト2ロング
源流泊ではタープ使用が主流ですが、個人的にはツェルトとして閉鎖空間が作れ開放的なタープとしても使えるこの製品に落ち着きました。コンパクトな収納性と室内に荷物も置ける適度な広さが絶妙。
朝食:トレイル蕎麦
カルパス
ドリップコーヒー
2日目は遡行から2時間程の何気ないポイントで大岩魚がルアーに反応。まだ人の存在に気付いていない様子だったため、ここ一番で良型をキャッチしてきたバルサ蝦夷50Sに替えキャッチできたのは47.5cm。溯上魚も想定したFREE57−S5で余裕のあるやり取りができました。

以前、退渓時に熊が横切った箇所、今回は大小熊の足跡が・・・。
おおよそ熊の通り道は決まっているようなので、過去含め痕跡の有ったところでは爆竹で警戒。


熊撃退スプレーは「カウンターアソルト ストロンガー」を長年使用。釣りや遡行の邪魔にならず、瞬時に抜ける場所を模索し現在は左脇下にボトルホルダーでナイフと共に装備。
単独行では安全確保のため、ヘルメットの装着と歩行の補助となるトレッキング用ダブルポールを常備。
ウエーディングスタッフでも良いですが、軽量ダブルポールが有ると川通しでの退渓や山道を歩くのが数段楽になります。
万一に備え、電子入漁券購入と同時に補償範囲の広い日払いの保険にも毎回加入しています。
その後、かつて同行者が大ヤマメを掛けた大場所で紅いダム溯上鱒を確認できましたが、こちらは追いが悪くキャッチならず。最終溯上止め手前でかつて尺山女魚が群泳していた「尺プール」で9寸程の山女魚をキャッチ。その直後、遡行中に左脚も痛め(太腿軽い肉離れ)、日没までのテン場への帰還も考え核心部を目前にこの日の釣りは終了。
日没直前にミズを採りつつテン場へ戻り二泊目夕食。焚火をする余裕もなくこの日も簡素な夕食に。
白米1.5合(メスティン+固形燃料で自動炊飯)
フリーズドライ サラダチキン
ミズおひたし
納豆汁

衛星通信で取得した気象情報を見ると麓の最低気温は9℃と一桁台に。
初日以上に寒く、ジャケット着込んでの就寝でした。
スマホバッテリーは機内モードにすれば丸二日は持ちますが、衛星通信やGPSを多用する場合は2泊3日だと2回満充電できる充電器が必要ですね。

三日目朝食
白米残りでお茶漬け
カルパス
ドリップコーヒー
パック詰ミックスフルーツ
3日目はフライで軽く遊んだ後、通常4時間弱で戻れるところを5時間強かけて退渓。
トラブルは有ったものの想定の範囲内で対処しつつ無事下山し、温泉と比内鶏を堪能しその日のうちに水戸へ帰還。
秋の大物狙いは岩魚1本に終わりましたが、久しぶりに源流らしい無垢な渓魚達と戯れる事ができた源流泊釣行となりました。




