【ミヤマキリシマの季節に歩く】九州・日本百名山3座巡りの旅

6月3日から3泊4日にて催行された「【ミヤマキリシマの季節に歩く】九州・日本百名山3座巡りの旅」のレポートです。

台風6号の影響で参加者の一部が搭乗予定だった飛行機が欠航となり、一時はツアーの中止も頭をよぎりました。
しかし、新幹線へ代替して駆けつけていただいたおかげで、なんとか初日の行程を無事にスタートすることができました。

今回のツアーでは、ランドオペレーターを九州を代表するアウトドアショップ「株式会社シェルパ」様にお願いし、現地ガイドは同社代表の「阿南大吉」さんに担当していただきました。
ツアー中は参加者の要望にも臨機応変に対応していただき、参加者の皆様はもちろんのこと、同行した私自身も心から楽しむことができました。
阿南さんのお人柄もあり、終始笑顔の絶えないツアーとなりました。

★くじゅう連山(1,781m中岳)
初日のスタートは約3時間遅れたものの、この日の行程は長者原から法華院温泉山荘へ移動するのみ。台風一過とはならず、山頂付近はガスに覆われていましたが、雨ヶ池のあたりからミヤマキリシマが咲き始めていました。
夕方に法華院温泉山荘へ到着した後は、九州地方で最も高い場所にある温泉を堪能し、移動の疲れをすっきりと癒やしました。
2日目は当初、朝食を食べてからのスタートを予定していましたが、午後からの天候を考慮し、朝食をお弁当に変更して朝5時に出発。スガモリ越から北千里浜を歩き、久住分れへと向かいました。
歩き出しに振り返ると、平治岳、大船山、三俣山の山肌が美しいピンク色に染まっています。
久住分れ付近からはレインウェアを着用し、九州本土最高峰の中岳、そして久住山へと登頂。その後、牧ノ戸峠へと下山しました。
早出したことで時間に余裕ができたため、「黒川温泉」に立ち寄って汗を流すことに。
今夜のお宿は大分県竹田市にある「トラベルイン吉富」です。
オーナーご夫婦も山好きということで、部屋の鍵にエイト環がついているなど、おしゃれな演出が光ります。
夕食後は阿南さんを交えて楽しい交流の時間を持ちました。

★祖母山(1,756m)
当初は神原(こうばる)登山口からの予定でしたが、登山道の荒れを懸念し、宮崎県側の北谷登山口からのアプローチに変更。
富士山と同じように一合目から十合目(山頂)までありますが、ここは全行程をきっちり等分したため0.53kmごとに標識が設置されています。
三合目までは急登、国観峠(七合目)まではなだらかな道が続き、八合目から山頂までの最後の急登を経て、無事に祖母山へ登頂しました。
下山は当初予定していた神原登山口へのルートを選択。長い下山道ではありましたが、水量豊富な沢や滝の横を、レインウェアを着ることもなく快適に下山できました。
下山後は、今夜の宿である「阿蘇プラザホテル」へ。
向かう途中で、ガイドの阿南さんおすすめの地元スーパーに立ち寄ってお買い物を楽しみました。
地元の特産品やお土産をたくさん購入し、ご自宅へと郵送される参加者の方もいらっしゃいました。

★阿蘇山(1,592m高岳)
いよいよ最終日です。仙酔峡登山口へ向かう前に「阿蘇神社」を参拝。
熊本地震で倒壊した楼門が復旧を終え、青空の下に堂々と佇む姿には深く感動させられました。
週末ということもあり、仙酔峡登山口からは多くの登山客がエントリーしていました。山頂直下の尾根上では強風が吹き荒れていたものの、その風がガスを吹き飛ばしてくれたおかげで、阿蘇カルデラの縁まで見渡す限りの絶景が広がりました。
最高峰の高岳から中岳へと稜線を歩き、火口から激しく立ち上る噴煙を目の当たりにして、地球の鼓動をダイレクトに実感。
南岳手前の分岐から下山を開始し、砂千里ヶ浜を歩いて駐車場へと無事に戻りました。

全ての行程を終え、解散場所である福岡空港へと向かう途中、「数鹿流崩之碑(すがるくずれのひ)展望所」に立ち寄りました。
ここからは、熊本地震の激しさを物語る、崩落した「旧阿蘇大橋」の一部が今も峡谷に引っかかった状態で残されている姿を見学することができます。
自然の圧倒的な脅威と、そこからの復興の歩みを一同で肌に感じ、深く胸に刻む時間となりました。

今回のツアーは、スタートこそ台風に見舞われ一時はどうなることかと思いましたが、蓋を開けてみれば「くじゅう連山」「祖母山」「阿蘇山」と、九州の百名山三座を五感で堪能する、最高に充実した旅となりました。
悪天候による急な予定変更にも関わらず、笑顔で駆けつけてくださり、最後まで元気に歩ききってくださった参加者の皆様には、感謝の言葉もございません。
皆様の温かいご理解と前向きなパワーがあったからこそ、この素晴らしいツアーを作り上げることができました。
そして、事前の手配から当日の臨機応変なサポートまで、多大なるご尽力をいただきました「株式会社シェルパ」の皆様、ならびに素晴らしいお人柄でツアーを終始盛り上げ、安全に導いてくださった代表の阿南大吉さんに、心より深く御礼申し上げます。

また皆様と一緒に、素晴らしい山の景色を歩ける日を楽しみにしております。
本当にありがとうございました!

イベントレポート:永井
【ミヤマキリシマの季節に歩く】九州・日本百名山3座巡りの旅
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