フィッシングコーナーより、発眼卵埋設作業のその後の経過と、フィールド情報

2025年04月16日(水)

西那須野店

昨年作業をさせて頂いたつりチケ様主催の那珂川水系発眼卵埋設作業ですが、
その後の経過観察の写真を頂きました。


1
2
3
上から見た写真では2月に撮影されたものでは稚魚の特徴的な油球もなくなり、
ケースから既に脱出した個体も居るとの事でした。これから稚魚たちは雪シロ
の出水や降雨などで、那珂川の本流に落ちていくことになります。
那珂川水系は本流出合いに堰堤がある沢が多く、成熟個体の産卵に適した種沢が
少ない環境のため、こうした増殖活動を通じ資源を維持することはとても大切な
試みであると思います。昨年は夏場の渇水のため、西岩崎の頭首工よりも上流に
遡上出来ず、産卵が出来なかった親魚も多かったと思われます。今後はこのよう
な資源増殖の試みの効果を測定して頂いたうえで、是非西岩崎よりも下流側の
支流・枝沢でヤマメを増やす試みが行われることを期待したく思います。
またその際には微力ながらお手伝い、情報発信をさせて頂けたらと思いました。
経過写真をご提供下さいました栃木県漁連様、那珂川漁協様、つりチケ様、
どうも有難うございました。


★近隣フィールド情報★

今年は過去数年と比べても冬の気候は厳しく、4月になっても水中の季節の進行は
遅い気がします。加えて花粉もひどく、中々ここまでフィールドに出ることが出来
ていませんでした。

実質今年最初の釣行は枝沢には入らず、この時期スモルト個体が釣れる小さな砂防
ダムに行ってみました。
暫くカケアガリを色々な角度からスプーンで攻めていると、プルプルとした
手ごたえで本命をキャッチです。まだ冬のままの景色の中で、一点の曇りもない
白銀の魚体がとても映えます。

4


立ち位置を少し変え、立木がチャネル状になっている奥に投げるとチェイスが見え、
そのままヒット。こちらはパーマークがくっきりのヤマメそのものの魚でした。


5

まだ魚たちの動きは限定的ですが、印象的な越年個体を釣ることが出来て嬉しかったです。

使用ルアー:DSライン6.5g

直近では少し遠出をして、ダムのトラウトを狙ってみることに。谷筋はまだ残雪の
量はすごく、目的のポイントに入ることは出来ませんでしたが、シンキングペンシル
を遠投して探っていると50㎝のイワナをキャッチ。尻鰭の長さから♀のようです。

7

雪シロの流入もあって濁りがきつく、何とか釣れてくれてほっとしました。


8
使用ルアー:ウィンドリップスティック90Sジェットブースト

近場も含め川は雪シロの増水がしばらく続きそうで、本格シーズンはもう少し先に
なりそうですが、暖冬が続いたここ数年が忙しない春の気候だっただけに、今年は
緩やかな季節の進行を楽しみたいと思います。


ページトップへ