フィッシングコーナーより近隣フィールド情報とおすすめ本流ロッド

2022年05月18日(水)

西那須野店

田植えの代掻き濁りも収まり、状況が上向いている那珂川水系です。
一時渇水気味だったところに待望の雨が降り、水位は上昇。天候も
どんよりとした釣り日和なので、水位と濁りの抜け具合を考え、
昼前の時間から本流に行ってみました。

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長い瀬を下っていきます。石はあまり入っておらず全体的に流れはきつい
ので、ヤマメに合った流速のスポットを見つけたら集中して色々な角度
からカケアガリやヨレを狙っていきます。この日の1本目は掌から
はみ出しそうな体高のある35㎝。

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流れを切って逆引きしたときのヒットでしたので、対岸の適水勢の
スポットから追い食いしてきたと思われました。


続いて遡上点になりそうな、広大なヒラキを釣ります。

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コイ科の魚がしきりにもじりを繰り返していますので
魚っ気はありますが、まだ濁りは抜けておらず水色はあまりよくありません。
日中ですが曇天のときには魚が差してくることもあるポイントですので、
しばらく角度を変えつつ投げているとヤマメがチェイスしてくるのが
肉眼で見え、そのままヒット。こちらは放流由来の30㎝。

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この段階で幾分水色も良くなり、魚の活性も上向いていると思われたので
構造物が絡む流れのきついポイントへ。

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基本的には構造物の突き出しの頭か、下流側以外は起伏がほとんどない
ポイントですが、ここも流速がヤマメに合っているかを観察しながら釣
り下ります。構造物の波立ちの下流側、対岸側の淀みから流芯にルアー
が入った瞬間にドっと抑え込むようなアタリがあり、鋭い引きで上がっ
てきたのは、コンディションが素晴らしい38㎝。

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尾びれの透明感と色素の薄い感じがとても綺麗な魚でした。

結果的には、水色と水量がベストな状況になる前に魚の活性が高まったような
1日でした。那珂川水系では、一時期本当にヤマメの個体数が減少してしまい、
それに伴い本流差しの魚も少なくなってしまっていました。漁協が卵や稚魚の
放流に力を入れてくれたことで、また地元の川でこうして身近なターゲットと
してヤマメ釣りを楽しめることに感謝したいと思います。

近隣の鬼怒川、那珂川本流では、ミドルレングスと言われる6FT台後半から7FT台
のロッドをまずおすすめ致します。関東の本流の川幅に合わせると、この辺りの
長さが飛距離的にも、使えるルアーのグラム的にも、また手前側の流れをかわす
釣りもし易いからです。

リーズナブルに本流を楽しむなら、ズームサファリ705MLやエゲリアETNS-69MLや74Mを。

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本流の決定版的な性能なら、レイズシリーズのRZ6102S-LML、RZ772S-MLを。

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極限の反響性能と軽さを求めるなら、バリバスTRD-74ST-HRXを。

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ご紹介したロッドは全て店頭に在庫がございます。
これからの梅雨時は、稚鮎の遡上と共により大きくなったヤマメたちが
迎えてくれると思います。是非身近な本流で竿を振ってみてください。
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