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耐水圧とはどういう意味ですか? |
[更新日:2005/08/19] |
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テントやタープに表示してある耐水圧とはどういう意味ですか?
(28才 男性 S.Tさん) |
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お店に行くとテントやタープの箱やカタログに耐水圧1500mmとか1800mmなどと必ず表示されていますが、耐水圧とはJIS規格に基づく耐水圧試験によって算出された数値の事です。簡単に言えば「その生地はどのぐらいの水圧に染み出さずに耐えることができるのか」という意味になります。つまり、耐水圧が高ければ高いほど、より雨に強い生地であるということです。雨にはしとしと降る小雨からバケツをひっくり返したような豪雨まで色々な雨があります。テントはほとんど屋外で使われますから、当然テントメーカーとしてはこれらの雨に対応する生地を作らなければなりません。
それでは、この耐水圧の試験はどのような形で行われているのでしょうか。耐水圧の測り方はJISで決められていて、実際の装置は複雑ですが原理的には生地の上に筒を置いて水を注ぎ、生地の裏側に水が3滴染み出してきた時の高さが耐水圧の表記ということになります。例えば、耐水圧1500mmとは高さ1メートル50センチの水が生地の上に載せられるまで染み出しませんよという意味です。数値と雨の関係は目安として500mmぐらいだと小雨、1000mmは通常の雨、1500mmは強い雨となりますので耐水圧が1500mmあれば十分雨に対応できる生地ということになります。
ただ使用条件によって実際の耐水圧の数値は下がることがあります。その使用条件とは、長年の使用による撥水能力の低下や紫外線による生地の劣化、または、一部にテンションがかかりすぎて、その部分だけ生地が延びてしまっている場合などです。フロアー(床)の生地がフライシートより丈夫で耐水圧が高いものを使っているのは、人が生地ので立ったり、寝たりして大きな圧力やテンションかかる部分だからです。
耐水圧には以上のような意味があります。もしこれからテントやタープの購入の予定がある方は耐水圧もチェックしてみてくださいね。それではまた! |
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