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>> 技術:タイイング >> エルクヘアカディス・ピーコック
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タイイング
エルクヘアカディス・ピーコック
晩春から夏へ季節が変わるころより、他のメイフライより大きなカディス(トビケラ)が飛ぶ姿が見られます。特に夏の夕方に多く見られます。
今回はボディにピーコック、ハックルにグリズリ−を使用しています。ドライフライ用のボディ材を使用したり、ハックルやウィングの色を変えたりボリュームを変えることで、様々なバリエーションが作れます。比較的大きめの針を使用することが多かったのですが、小さめの針に巻く「マイクロカディス」の効き目も認識されてきています。
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フック:TMC900BL
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スレッド:オリーブ6/0
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ボディ:ピーコックハ−ル
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ウィング:
エルクヘアカディス(ブリーチ)
※これはあくまでも例なのでいろいろ試してください
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今回使用したフックは、TMC900BL #12。
この針は“かえし”が無く、その分刺さりが良くなっています。(万が一の事故のときにも、バーブレスにしておけばダメージが最小限で済みます。)
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大きさは#10から#14を使用することが多いですが、それ以下のサイズを使うことも多くなっています。(#は大きさをあらわしています。数字が小さい方が大きい針です。)
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その他のフックでは、TMC9300 #12など、大きめで強い針が使われることが多いようです。
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スレッドの下巻きを入れます。
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今回使用したスレッドは、TMCユニスレッド6/0ライトケイヒルです。(通常は6/0、もしくは8/0を使用します。6/0は8/0よりも太く、大きなフライを巻くのに適しています。太い分細かな調整がしにくいの欠点があります)
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巻く場所は、アイ側を少し多きめに空けたところから、針の真っ直ぐな部分です。
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この下巻きをすることによって、後から巻くマテリアルの滑り止めにもなります。
【ハックルの説明】
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これがボディに巻くハックルです。コックハックルを使用します。(コックはオスのことで、ヘンはメスのことです。ドライフライのウィングとして使用するときには水をはじく力が強いコックを使います。)
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場所によって「ネック」・「サドル」・「ケープ」などの呼び名があります。使用するフライの種類や大きさによって使い分けます。
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色は限りなくありますが、「グリズリ−」「ダン」「ブラック」「ブラウン」「クリーム」などが良く使う色です。また、色については後で染めた色があり、「ダイド」と呼ばれます。
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針が真っ直ぐな部分の一番後ろにハックルを巻きとめます。実際は巻きとめる前に、根元の部分の毛足が長い所(両側)を指でむしりとります。(毛足がだいたい揃っている部分まで。)
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写真ではハックルの根本が、アイの部分に見えています。巻きとめる部分が余りにも短いと巻くときに抜けてしまい易いので、少し長めに止めます。(アイのところまで止めるわけではなく、針が真っ直ぐな部分の1/3が目安です。)
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ボディになる「ピーコックハ−ル」を巻きとめます。場所は、針が真っ直ぐな部分の一番後ろです。
ハックルと順番が逆なような気がしますが、完成品は針のすぐ上にピーコックがあり、ハックルはその上に巻くため準備段階では逆になるのです。
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巻きとめた部分が余りにも短いと抜けやすいので、少し長めに巻きとめます。
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「ピーコックハ−ル」以外でも、「ピーコックアイ」というマテリアルのいち部分も使えます。こちらは染色されたものがあるので、色違いが出来ます。
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ピーコックハ―ルをボディに巻き上げていきます。
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上の写真(手順4)の様に、スレッドは先にアイ側へ移動させて起きます。その後、「指」か「ハックルプライヤー」というツールでボディに密に巻き上げていき、下巻きのなくなる部分で(最後だけ)
レッド止めます。(ボディに巻いたピーコックハ―ルは、巻いた上からはスレッドをかけません。)
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巻き方が荒いときれいに仕上がりません。巻いた部分が重なったりしないように均一に、密に巻くときれいに仕上がります。
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自然の素材なので、「生物感」のある、輝きを出しています。
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ハックルをボディに巻いていきます。「ハックルプライヤー」でハックルをつまんでいる状態です。
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基本的に、均一の間隔で巻き上げます。密に巻いたり、薄く巻いたりいろいろ試してみてください。
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ボハックルの毛足の長さに注意してください。針先と同長かやや短いぐらいが基本です。写真よりももう少しまばらに巻いても良いでしょう。
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ヘッドの部分は、後でエルクヘアを巻きとめるため、アイギリギリまで巻かずに、少し空けておいた方が良いでしょう。
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写真のテールの部分にハックルが出てしまっているのは失敗です。はじめにハックルをフックに巻きとめるときに(手順3)、根本側の毛足がフックに近すぎたためになってしまいました。毛をむしった部分が2mmぐらいあいている状態でまきとめるのがべすとです。
【へアスタッカー】
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これは「ヘアスタッカー」という器具で、「エルクヘアー」の先端部をきれいにそろえるための道具です。
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その他にも「カーフテール」などの毛先をそろえる場合にこの道具を使います。
1
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マラブーがしっかり止まったら、スレッドを先にアイ側に巻き上げておきます。
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写真のようにマラブーの先端をつかんで、ボディーに巻きつけていきます。マラブー自体を巻くので、スレッドを後から巻くことはしません。
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この作業にもいくつかの方法があります。写真ではそのまま巻いていますが、マラブーをひねって全体にツイストを入れてから巻いていく方法もあります。基本的に下地が見えないようにする事が最低限の約束事です。
2
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「ヘアスタッカー」に「エルクヘア」を先端から入れたら、テーブルなどを軽くたたきます。
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真上から真っ直ぐたたくよりも、斜めにして、「スタッカー」の角を当てたほうが良いでしょう。
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力をいれずに、まわしながら静かに細かくたたいた方が毛先をきれいに揃えられます。
3
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写真ではまだ完全には揃っていません。一回でピタッと揃うわけではないので、確認しながら行なってください。
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毛先が揃うと、とてもきれいにバランスよく仕上がります。
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先毛先を揃えたら、(右利きの方の場合)毛先を右手でつかんで「スタッカー」から抜き、根本側を左手に持ち替えます。
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毛先がフックの後ろ端と同じ長さになるように調節して場所を決めます。
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スレッド3回転ぐらいはやや軽めに、斜めに掛かるようにすると良いでしょう。それ以後は「エルクヘア」が回ったりずれたりしないように調節をしながらきつくしめていきます。
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写真のように「エルクヘア」が広がることを「フレア」すると言います。この広がり具合様々で、とにかくきつく締めればバラけるように大きく広がり、締め方がゆるければまとまったままでフレアしません。どちらも極端すぎるのは良くありません。
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「エルクヘア」の中でも素材自体が軟らかい「イアリングエルク」や、エルクの足の毛で、毛足が短くて細い「エルクホック」など様々なタイプが存在します。
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写真のようにヘッドの部分を少し残してカットすると出来上がりです。
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マテリアルの色や量を変えるだけで、様々なパターンが作れます。基本的な約束事さえ守れば、あとは巻き手の自由です。まずは1つ巻いてみてください。
完成後は・・・・・
完成できましたでしょうか?
完成後はこんな山女に遊んでもらいませんか・・・
ハーフヒッチ方法
最後にスレッドを結ぶ方法の1つに「ハーフヒッチ」を紹介します。
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通常完全にしっかり止める場合には、専用の「フィニッシャー」を用います。(詳しくは店頭でご覧下さい。なかなかご説明しにくい方法ですので・・・。)
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簡単に巻きとめる方法として、「ハーフヒッチ」が有ります。最初に「右巻き」をしたら次は「左巻き」と交互に巻くことで結んでいくものです。画像を参項にしてみてください。
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